あなたは、裁量トレードをどのように学習されているでしょうか?
どのように学んだら良いか全く分からない方の為に、私の考えをお教え致します。
但し、裁量トレードに関する考え方は様々ですので、少なからず偏見が入っていることを承知下さい。
裁量トレードでは、メンタル、トレード手法、資金管理、の3つが大事だと言われています。
従って、この3つの習得レベルを上げて行く必要があります。
では、どのように学んでいったら良いかということですが、以下のような順番が良いと思います。
基礎知識の学習が必要なことは分かると思います。
買い、売り、レバレッジ、証拠金、といった基本的なことを知らなければ、トレードのしようがありません。
ポイントとしては、複数冊を購入して読んでみることです。
何故、1冊のみではダメなのかというと、各本で内容の偏りがあるからです。
複数冊の本を読み比べてみると、それぞれの本に癖があることがわかり、共通部分とそうではない部分が見えてきます。
共通部分に関しては、誰が解釈しても同様な知識の為、素直にそういうものだと理解して良いです。
逆に共通ではない部分に関しては、筆者の考えが入っている部分かと思いますので、読み手側が解釈する必要があります。
このように読むと、おぼろげながらFX全体像が見えてきます。
ベストセラーと言われる書籍の読書ですが、これはトレードに対するマインド形成の為に必要です。
マーケットの魔術師などが有名かと思いますが、これらの本からトップトレーダーの相場に対する考え方を知ることが出来ます。
但し、考え方を知ることが出来るといっても、トップトレーダーと同じ目線で理解することは無理かと思います。
理解出来ないなら、読んでも意味がないんじゃないか?
そう思われるかもしれませんが、何等かの気付きを得ることは出来ます。
この気づきを増やしていき、相場に対するマインドを形成していくことが、トレードの土台になっていきます。
これは一朝一夕では身につかない為、何度も読み返していく必要があります。
FXの教材ですが、どれを選べば良いのかは難しいです。
トレード手法は無数にあり、これが正解というものは無いからです。
短期売買に特化したものや、やや長い時間ポジションを持って売買するものなど、考え方は様々です。
教材自体に正解があるかどうかというより、自分にその手法が合っているかの方が大事になります。
資金に余裕があれば、有名どころを複数購入し、読み比べてみても良いかと思います。
これは、私の偏見ですが、シンプルで、数時間から数日程度の期間でポジションを持つような手法が無難かと思います。
シンプルというのは、インジケーターが少ないというイメージです。
やたらインジケーターを多用し、難解な分析をしてトレードをするようなものも見受けられますが、習得することは難しいと思います。
少なくとも、私は挫折しました。
手法を学んだ際に、容易に売買方法がイメージ出来るものでないと心が折れてしまいます。
是非、あなたに合う手法を見つけて下さい。
但し、手法には正解がない為、絶対の正解を見つけようとすると無限に手法探しをすることになってしまいます。
ある程度フィーリグに合うものを見つけたら、その手法を基準にトレードするのが良いと思います。
手法を学んで、いきなリアルトレードをするのは少々危険です。
FX会社は、各社でデモトレードの環境を用意してくれています。
まずはデモトレードで感覚をつかんでみて下さい。
デモトレードはリアルと違う為、いくらやってもトレードスキルは上がらないんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
優秀なトレーダーは、過去のチャートなどで手法の検証を行っています。
むしろトレードの9割方は検証を実施しているのではないかと思います。
ここまで準備が出来れば、あとは実践です。
但し、初めのうちは最小ロットでの取引をオススメします。
理由は単純で、扱う資金が小さければ、損失、利益ともに小さく、冷静なトレードが行えるからです。
例えばUSDJPYであれば、最小ロットは1,000通貨が多いと思われます。
この場合、1円の値動きがあった場合、1,000円の損失、または利益となります。
FXでは1日に1円程度の値動きのあることは多い為、このくらいが現実的な金額と思います。
1,000円程度であれば、我を忘れてしまう事も無く、冷静なトレードを行えるのではないでしょうか?
先ずは、ここから始めてみて下さい。