デモ口座や複数のFX業者を使用していると、MT4を複数枚起動したくなる場合があります。
手動で起動する場合は、当然、1枚ずつアイコンをクリックして起動することになります。
この為、定期的にPCやVPSの再起動をする場合、毎回、起動する枚数のクリック作業が必要となります。
たいした作業ではないと思われるかもしれませんが、これが積み重なってくるとかなりの時間の損失となります。
何か手間を省く良い方法が無いか探していたのですが、バッチファイルを作成するという方法が紹介されていました。
コマンドプロンプトからMT4の起動命令を複数回実行させるという手法です。
具体的には、下記のようテキストを作成し、拡張子を「.bat」にして保存し、バッチファイルを作成します。
例えば、「MT4_starup.bat」などのよう名前をつけて保存すればOKです。
この「MT4_starup.bat」をダブルクリックすれば、MT4が連続して起動します。
ping localhost -n 10
start "1" "C:\001\terminal.exe"
ping localhost -n 10
start "2" "C:\002\terminal.exe"
exit
上記の例では、2枚のMT4を順に起動する設定です。
以下は、各命令の簡単な説明です。
ping localhost -n 10
10秒間、何もせずにウェイトをかける命令です。
「n 10」の部分で、ウェイトの秒数を変更します。
MT4起動の間隔を空け、誤動作を防ぐ意図があります。
start "1" "C:\001\terminal.exe"
「C:\001\terminal.exe」のファイルを実行する命令です。
「terminal.exe」がMT4の実行ファイルになります。
MT4のインストール先のファイルを指定します。
ping localhost -n 10
start "2" "C:\002\terminal.exe"
「C:\002\terminal.exe」のファイルを実行する命令です。
上記と同様な記述ですが、MT4の保存先が違います。
MT4の起動間隔を空けることで、安定化を図っています。
3枚以上のMT4の起動が必要であれば、上記の命令を増やして行けばOKです。